コラム102 ~それでも動物が好き
「南雲。1月5日に、友達2人連れて、家に遊びに来い」
小学校6年の時、担任の山口先生に言われました。
友人を連れて先生の家に行くと、こたつに案内され、そこには緑の布が敷かれたテーブルと、マージャン(麻雀)牌が置いてありました。
そうです、私は、小学生時に、教師によって「麻雀」を教えられたのでした。
そのゲーム性と、上がった時の感動に興奮し、「麻雀」に夢中になり、マージャン牌や本などを買い、自分で勉強を始めました。
中学生、高校生になって、家に友人を呼んで、たまに遊んでいました。
大学受験に失敗し、浪人生となった私は、予備校に行きましたが、そこで麻雀友達が出来、益々夢中になりました。
その頃、医学部目指して「医者」になるか、予備校もやめて「プロ雀士」になるか、真剣に悩んだりもしていました。
麻雀に狂った私は、一人で雀荘にも行き、時々大会にも出ていました。
大会が終わると、大会に参加していたプロや、作家など有名人と麻雀をやったりもしていました。
先日亡くなった畑正憲(ムツゴロウ)とも、徹夜麻雀をしました。
畑正憲は、小説家、エッセイストの他にプロ雀士という肩書もあり、麻雀が大好きで、自分の足や、床に煙草の灰をボロボロ落としても、全然気にしない「ただの汚い、元気なオッサン」でした。
その日は、私と二人で負けました。
また、動物が好きで、「ムツゴロウ動物王国」を作り、テレビでも「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」が、年数回、1980(昭和55)年から21年間にわたり放送されていました。
その番組の収録中、2000(平成12)年、ブラジルの動物保護施設で、ライオンに右手中指を食いちぎられる重傷を負い、ニュースになりました。
(私と麻雀をした時には、まだ指はありました。)
それ以前にも、同様に、動物により負傷した芸能人が居ました。
「ミネラ~ル麦茶♪」で有名だった、「松島トモ子」(77歳、女優・歌手・タレント)です。
テレビの撮影で、1986(昭和61)年ケニアの動物保護区に行き、ライオンに襲われ3日入院。退院後、別の保護区で、今度はヒョウに襲われ、首を噛み付かれ、首の骨を骨折するという大けがを負い、入院。
帰国後、コルセットつけて記者会見を行い、「それでも動物がすき」と言っていました。恐るべし。
「動物に食われたタレント」として、益々有名になりました。
現在も、元気で、ブログ(月3回)もやっています。
そのタイトルは、